耳よりだより

2021年04月01日

正しい「マスクの着用」と「手洗い」で、感染症の予防効果を高めよう!

新型コロナウイルスをはじめとした感染症対策の基本は
「手洗い」と「マスクの着用を含む咳エチケット」といわれています。
ただ、その方法が間違っていたなら、せっかくの対策が無意味なものになってしまいます。
すでに周知されていることですが、感染症をきちんと予防するために、いま一度、正しい方法を確認しておきましょう。



◆マスクの効果は、正しくつけてこそ得られる

マスク着用の主な目的は、会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐことにあります。

厚生労働省では、マスクの効果は、素材や人と人の距離感などによって違いが生まれ、
一般的なマスクでは、不織布マスクが最も高い効果を持つとしています(不織布マスクは原則使い捨て)。

さらに、自分から相手への感染拡大を防ぐために、会話する際はつねにマスク着用を推奨しています。

ただし、マスクも着用の仕方次第で効果に差が出てしまうため、しっかり予防するためには、正しい着用方法を身につけておくことが大切です。

●マスクの正しいつけ方(不織布マスクの場合)
①マスクの裏表と上下を確認。
②ワイヤーを鼻筋にフィットさせる。
③ゴムひもを耳にかけ、しっかりと固定させる。
④顔の形に合わせてプリーツを広げ調節する。

●マスクの正しいはずし方
①片耳のゴムひもを持ち、顔からはずす。
②反対側のゴムひもを持ち、顔からはずす。
③マスクの表面に触れないようにし、ビニール袋などに入れて(もしくは蓋のついたゴミ箱に入れて)
廃棄する。
④廃棄後はすぐに手洗い、またはアルコール製剤などで手指消毒する。

<ここがポイント!>
せっかくマスクをしていても、顔の間に隙間ができると細菌やウイルスが侵入しやすくなるので、
鼻と口の両方を確実に覆うように着用しましょう。
息苦しさから無意識のうちにマスクから鼻を出したりする場合がありますが、
それではつけている本人の感染リスクを高めることになるので要注意です。



◆手洗いは、タイミングを逃さないことが大切

新型コロナウイルスの感染経路としては、飛沫感染のほか接触感染にも注意が必要です。

特に手指消毒は適切なタイミングで行うことが大切。

厚生労働省では
①公共の場所から帰ったとき
②咳やくしゃみ、鼻をかんだとき
③ご飯を食べるとき
④病人のケアをしたとき
⑤外にあるものを触ったとき

という「5つの手洗いのタイミング」を提唱しています。

まずはこの5つの場面でしっかりと手洗いできているか、確認するところからはじめましょう。

●正しい手の洗い方
①流水でよく手をぬらした後、石鹸をつけ手のひらをこすり合わせる。
②手の甲を伸ばすようにこする。
③指先・爪の間を念入りにこする。
④指の間を洗う。
⑤親指と手のひらをねじり洗いする。
⑥手首を洗ったら水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取る。

<ここがポイント!>
手洗いは最低15秒かけて行いましょう。洗う前には指輪や時計をはずし、爪も短く切っておきます。
指先、親指、指の間は洗い残しのしやすい箇所なので、忘れず入念に行いましょう。



◆うがいの習慣で、感染症のリスクを減らす

口のなかを清潔にすることは、感染症対策としても有効です。

空気中に浮遊するウイルスを知らないうちに吸い込んでしまっても、しばらくは口のなかや喉にとどまっているので、すぐに発症することはありません。
外出後はうがいの励行で、のどの粘膜についたウイルスを洗い流しましょう。

●正しいうがいの仕方
①まず手洗いをし、コップに水を入れる。
②口の中に水を含み、少し強めに口の中をゆすいで吐き出す(2~3回)。
③上を向いて約15秒、喉の奥まで水を届ける感覚で、ガラガラとうがいし吐き出す(2回)。
※市販のうがい薬を使う場合は、説明書で量を確認し行いましょう。

<ここがポイント!>
うがい薬を用いる場合、間違った方法で作ったり、そのまま放置していると、十分な効果が得られません。
また、うがいをしすぎると、喉を痛めたり、正常な粘膜を洗い流してしまうことも。
うがいは、外出先から帰ったとき、食事の前後、掃除の後などに行うといいでしょう。



今年の冬は、インフルエンザやノロウイルスなど、他の感染症の流行が防げており、
新型コロナウイルスへの対策が役立っているといわれています。
こうした対策は、自分自身の感染を予防するだけでなく、周囲の人に感染を拡げないためにも重要なことです。
ご自身はもちろん、大切な人の健康を守るためにも、引き続き効果的な感染対策に努めていきましょう。