耳よりだより

2017年07月13日

「いま」をよりよく生きる『終活』のススメ

 「終活(しゅうかつ)」という言葉をよく聞くようになりましたが、漠然と「死への準備」と思われている方が多いかもしれません。

終活とは「人生の終わりのための活動」の略で、人間が人生の最期を迎えるにあたって執る様々な準備やそこに向けた人生の総括を意味する言葉であるとされています。
今回は、終活への心構えや「エンディングノート」についてご紹介します。



「終活」とは、具体的にどのようなことをするのでしょうか。

ご自身としっかり向き合い、「いま」をよりよく生きるための活動です


「終活」は確かに人生の最終章を迎えるにあたって行うものではありますが、それ以上に、これからの人生をよりよく生きるための活動を意味します。

 

具体的には、葬儀やお墓についての準備、身の回りの物品整理、財産の配分や処分だけでなく、介護が必要になったときの要望や、病気になった際の延命治療・病気の告知など、意志が伝えられなくなった場合の備えでもあります。

また、自分史や思い出など、家族や友人・知人に知っておいてもらいたいこと、伝えておきたいことを整理していく活動のことです。

そのような思いを書き留めておくためのものとして、最近では「エンディングノート」が活用されています。



「エンディングノート」と「遺言書」は違うのでしょうか。

法的効力のない「エンディングノート」では、ご自身の思いを自由につづることができます

 

エンディングノートと遺言書は、どちらも将来に備えて書き記すものですが、大きな違いは、遺言書が法的効力があるのに対し、エンディングノートは法的効力がないことです。

ご自身が亡くなられた後の意思表示という点では同じですが、エンディングノートは、思いやメッセージを伝えるものであり、法的な効力がないからこそ、どのようなことを大切にして生きてきたのかを伝える上で、自由にそして正直な気持ちをつづることができ、人生を見つめなおす機会となります。




「エンディングノート」には、何を書いたらよいですか。

ご自身の言葉で、ご自身の思い、大切な人へのメッセージを書き留めます

 

ご自身のいままでの人生を振り返り、伝えておきたいことや、不安に思っていること、残りの人生をどのように過ごしたいかなど、いまをよりよく生きるために心の整理を行います。



終活を始める際は、相続、保険、介護、年金、葬儀、お墓などについて、どのように考えているのかを整理し、万が一のときに連絡してもらいたい人など、ご自身の思いを整理する必要があります。
これらの活動を行うことで、残された家族に迷惑をかけることも無くなり、また、安心して余生を過ごすことができます。