耳よりだより

2017年02月28日

ここが肝心!介護用品の選び方

 加齢や疾病により身体に不自由が生じても、介護用品を活用することで、安全・快適に生活することが可能です。
ここでは、介護する方・される方の双方が快適で過ごすための介護用品を選ぶポイントをご紹介します。



介護用品選びのポイント

1:シルバーシューズ(介護靴)の選び方

高齢者の場合、ちょっとしたつまずきから転倒して骨折し、寝たきりになってしまうケースが少なくありません。
シルバーシューズはこのような高齢者の状況を踏まえて開発された靴で、足にフィットしやすく、歩きやすい特徴があります。
選ぶ際には必ず両足に履き、幅広で安定感がある、足先に適度なゆとりがある、すべりにくい、着脱しやすい、といった点を確認します。
サイズが大きめだと靴のなかで足が滑り、バランスを崩しやすいので注意が必要です。
外反母趾、腫れ・むくみなど症状に対応した靴もあるので、足にトラブルを抱えている人は、担当のケアマネジャーなどに相談するといいでしょう。


2:杖の選び方

杖には、上肢全体で支える「松葉杖」、安定性の高い「多脚杖」などがあり、身体状況により使用するタイプが異なります。
もっとも普及している「T字型杖」は、グリップと支柱のみの1本足の杖で、比較的歩行バランスのある人、適度な握力のある人に適しています。
使用の際は、身長に合わせ長さを調節します。
腕を下ろした立ち姿勢で、手首の骨が出ているところが握り位置の目安です。
杖が身長に合わないと、脇に負担がかかってしまうので注意しましょう。


3:シルバーカー(歩行器)の選び方

シルバーカーとは高齢者が使う手押し車のことです。
荷物の収納スペースがあるほか、折り畳みができる、座れるなど、さまざまなタイプがあり、介護保険を使えば1~2割負担でレンタルできます。
ハンドルの位置は高すぎると腕が疲れ、低すぎると腰に負担がかかるので、使いやすい高さに調節可能なものを選ぶといいでしょう。


4:車いすの選び方

車いすには「自走用」「介助用」「リクライニング型」などがあり、利用者の身体状況、利用目的などで選択するタイプが異なります。
いずれの場合も身体に合った車いすが選べるよう、実際に試し、座面の高さや幅、足の角度などを調整してもらいましょう。
同時に、介護する人の体力や操作能力を考慮することも重要です。
利用者・介助者ともに安全・快適に使用できることが、車いす選びのポイントだといえます。


5:安全・便利な入浴グッズ

入浴時に生じる困難は加齢とともに増え、高齢者の場合、少しのことで転倒事故に発展する恐れがあります。
浴室には、段差をなくす、手すりを付けるなどの住宅改修を行うとともに、入浴介護用品を活用し転倒予防に努めましょう。
浴槽をまたぐ際、足が上がりにくい場合は、浴槽の両縁にかけて利用するバスボード(入浴台)があると、片足立ちの不安定な姿勢にならずにすみます。
浴槽での立ち上がりが辛い場合は、浴槽内に沈められる浴槽いすを使用するといいでしょう。
ほかにも、浴槽内の滑り止めに役立つバスマット、浴槽に取り付けられる軽量な入浴グリップ(手すり)など、安全面に配慮した製品が多彩に揃っています。


6:ポータブルトイレの選び方

夜間は足元がふらつき視界もぼやけがちです。
夜中にトイレに行く回数が増えた方、座位が安定しない方、立ち上がりに不安がある方は、ポータブルトイレの導入を検討されてはいかがでしょう。
最近は、排泄後すぐに消臭するもの、暖房便座付きのものなどさまざまなタイプが登場しており、お尻を清潔に保てるシャワー付きのものまであります。
デザイン面でも改良が進み、家具調タイプだと寝室に置いていても室内の雰囲気を損ねることがありません。


7:食事がスムーズになる食器

脳卒中の後遺症で半身に麻痺があったり、リウマチで手や指に変形のある場合でも、介護用のスプーンや食器を用いることで、自力で食事することが可能です。
たとえばお皿ひとつをとっても、食べ物がすくいやすいよう傾斜がついていたり、器を手で押さえるための「押さえ手」がついているものなど、さまざまな工夫が施されています。
介護用のスプーンでは、柄が太いものや滑り止めが施されているものが、手に麻痺のある方、握力の衰えている方に適しています。
大きすぎるスプーンは誤嚥などの原因になるので、口の大きさに合ったものを選びましょう。
使いやすさとともに、清潔さを保てるかどうかも大切なポイントですので、洗いやすいか、消毒ができるかといった点も確認しましょう。



介護保険でのレンタル・購入

介護用品には今回ご紹介した以外にさまざまなものがあり、介護保険の利用で安くレンタル・購入できる介護用品もあります。


レンタル対象の介護用品には

①車いす

②車いす付属品

③特殊寝台

④特殊寝台付属品

⑤床ずれ防止用具

⑥体位変換器

⑦手すり

⑧スロープ

⑨歩行器

⑩歩行補助杖

⑪認知症老人徘徊感知器

⑫移動用リフト

⑬自動排せつ処理装置

があり、

購入対象品には

①腰掛便座

②特殊尿器

③入浴補助用具

④簡易浴槽

⑤移動用リフトのつり具部分

があります(利用の際は要介護認定または要支援認定を受ける必要があります)。



かんでんジョイライフでは、こうした介護用品に関するお問い合わせにもお応えしています。
関心をお持ちの方は下記までお問い合わせください。

●お問い合わせは/0120–911–517まで